編みぐるみ その29
編みぐるみの個展用の作品はすでにほぼ出揃っていたのですが、準備の合間に時間ができたので八国山緑地に出かけたところ、ばかみたいに大きいシロオニタケに出くわしてしまい、編まずにはいられなくなってしまったようです。
あまりに印象が強烈だったため、傘表面のいぼいぼや縁にだらりと垂れたつばの破片などそっくりに仕上がり、とくに大きすぎて不安定な傘がゆらゆらと揺れるさまは実物の雰囲気そのままで、思わず笑ってしまうほどです。
ちなみに、編んでいるうちに余り糸が足りなくなってしまい、実際の大きさより一回り小さくなったのが惜しまれるところです。