編みぐるみ その33
エナシラッシタケと同様に、八丈島に光るきのこを見に出かけ、編まずにはいられなくなったようです。
このきのこはヤシの幹に生えているため、食品用ラップの芯に、和菓子の編みぐるみで笹の芯などに使った、エコアンダリヤという手芸材料を編んで幹を作り、そこから生やしています。
光るきのこということで、エナシタッシタケでも用いた蓄光糸を使っていますが、ヤコウタケは柄が光らずに傘だけが光るため、柄は普通の白い糸で編み、また傘の中心部が薄暗くなっていたり、柄の付け根が吸盤状になっているなど、細かい部分も徹底的に再現しており、明るいところでもさることながら、暗闇で光っている姿はほとんど実物そのままという出来になりました。