腹菌類の悪臭系きのこは、きのこの中でもとくに個性的な形が多いために妻も私も大好きで、近所でいわゆる卵を見つけると、いつも楽しみにしているのですが、この年の夏に神代植物公園にキツネノタイマツがいくつも生え、大喜びしたことからこれを編んだようです。

今までこの手のきのこの編みぐるみは単独で作ってきたのですが、キツネノタイマツは形が単純ということもあって、卵の状態のものや倒れてしまったものなど、にぎやかに作って変化を持たせています。

とくに卵の先端が少し開いていて、中身が少しのぞいているところなどは、中身に光沢のある手芸材料を使って、ぬらっとした感じまで表現しており、とても凝った作りになっています。