編みぐるみ その39
この年どういう縁かアカヤマタケの仲間のきのこよく出会い、不思議がっていたところ、つくば実験植物園の「きのこ展」の帰りにみごとな群生に出会い、たまにはきれいで可愛らしいきのこも編んでみようと、これを手掛けたようです。
通常きのこの編みぐるみは、完成したものに私が手芸用の針金で台を作って立てているのですが、この作品では草の間から顔を出している姿を再現しようと、妻が毛糸で台まで作っています。
きのこ本体のほうは典型的なきのこの形ではありますが、古くなって色がくすんだところや、柄の縦に入った繊維模様の雰囲気など、じつはけっこう手の込んだものになっています。